錦織圭のメンタルを鍛えたマイケル・チャンの特訓方法は?実績は?

錦織圭 エンタメ

※ 当サイトでは記事内に広告を利用しています。

Pocket

錦織圭錦織圭が全米オープンで4強入りした背景に、

マイケル・チャンという

実績と説得力を持つコーチの存在があります。

 

錦織圭を全米オープン決勝戦まで引き上げた

特訓方法は?

マイケル・チャンの実績は?

決勝戦の相手のマリン・チリッチの裏話までまとめてみました。

 

Sponsored Link

マイケル・チャンのプロフィール

本名:マイケル・ターペイ・チャン(Michael Te-Pei Chang, 中国語名:張德培)

生年月日:1972年2月22日(42歳)

出身地:アメリカ・ニュージャージー州ホーボーケン

身長:175cm

体重:72kg

 

両親はともに台湾からの移民で、アメリカで出会い結婚をしたそうです。

 

1988年にプロ入りし、翌年の1989年に17歳3か月で4大大会を制するという

偉業を成し遂げました。

マイケル・チャンのこの最年少優勝記録はいまだに破られていません。

 

現役時代、175cmという、トッププレイヤーの中では小さな体ながら、

フットワークを駆使した粘り強いプレースタイルで

世界にその名をとどろかせました。

 

1989年に17歳で全仏優勝をしたほか、

ツアー通算34勝を誇り、

世界ランキング最高2位までのぼりつめた実力者なのです。

 

Sponsored Link

錦織圭とマイケル・チャンの出会いはいつ?

体力的にも精神的にも大きく成長した錦織圭の裏には、

マイケル・チャンの厳しい指導があります。

 

二人の出会いは、2011年の

『東日本大震災復興チャリティー”ドリームテニスARIAKE”』

というチャリティーマッチです。

 

この直前の大会で、王者フェデラーに完敗し、

自信を失っていた錦織圭にマイケル・チャンはこう言い放ちました。

 

「優勝するのはお前じゃない!俺だ!という気持ちがなければ、

戦う前に負けている。

過去の実績なんて試合には関係ないんだ」

 

この言葉は錦織圭の魂を大きく揺さぶり、去年12月に

マイケル・チャンを正式にコーチとして迎えたのです。

 

マイケル・チャンと錦織圭は、身長も同じくらいですが、

プレイスタイルも似ていると錦織圭は感じ、

「マイケル・チャン氏のプレースタイル、理論、

世界のトップ5プレーヤーとしての実績は

自分が進化していくのに必ず役立つ」

と確信したのです。

 

ベスト8入りを決めた試合後のインタビューでは、

錦織圭は、マイケル・チャンへの感謝の気持ちを口にしました。

「こうやって結果が出ているのも、ダンテとマイケルが

自分をプッシュして強くしてくれているおかげだと思うので、

とても満足はしています」

 

マイケル・チャンの錦織圭の指導方法

錦織圭は、ハードワークが信条のマイケル・チャンからメンタル面の強化はもとより、

苦手なサーブの克服、頭を使ったプレースタイルを徹底して教え込まれます。

 

マイケル・チャンは、錦織圭に基礎練習を

徹底的に反復させました。

 

コンビを組んだ当初は、あまりに厳しい指導内容に、

 

「大体ですが、10個直されたところがあります。

なのでさっき言われたこととかも速攻忘れます。

おいおい ほとんど全部じゃないか、と書きながら泣きそうですが頑張ります。」

引用元:錦織圭オフィシャルブログ

 

と、つい弱音を吐いているほどです。

 

が、その成果のほどは、

【驚愕】錦織圭が96年ぶりの快挙!全米オープンベスト4強入り!年収は?

に記載した通りです。

 

杉山愛曰く、

「(マイケル・チャンと錦織圭は)体格が似ているというのもありますし、

足が速いという共通点も。

1つ1つのショットの精度やボールの質が上がった。

サーブもストロークもそういうことが言える。

攻撃のバリエーションが上がった。

1球1球の質が上がったことで、攻撃のパターンというものも幅が

出来て引き出しも多くなっていく。

元々(錦織圭は)いろいろなプレーをすることが出来るが、

さらに磨きがかかった」

と分析しています。

 

錦織圭のコーチを4年務めるダンテは、

「(錦織圭とマイケル・チャンコーチとの相性は)

とても良い。うまくいっています。

お互い考え方が似ていますから、素晴らしいチームの一員です。

経験も豊富ですし、あらゆる形でチームに貢献してくれています」

と語っています。

 

マイケル・チャンがコーチになったことによる錦織圭の変化は?

マイケル・チャンが錦織圭のコーチになったことで、

技術が飛躍的に伸びた錦織圭ですが、

メンタル面での成長も大きなものがあります。

 

マイケル・チャンがコーチになる前となった後では、

発言が全く違います。

 

  • マイケル・チャンがコーチに着く前のインタビュー(去年11月)

トップ10の壁は厚いですか?という質問に、

「そうですね。まだまだトップ10の選手って入れ代わってないので、

そこに自分が追い抜かさない限りは入っていけないので。

どうにかしてこの壁をこの何年かで乗り越えるようになりたい」

 

  • マイケル・チャンが指導後の発言(今年4月)

「グランドスラム(4大大会)などあるので、

ベスト4、決勝と入っていけるように今年は頑張りたいですね」

 

少し遠慮がちな発言から、積極的な発言に変わっていることが

わかりますね。

 

精神面の強さが、言葉に表れているのです。

 

準々決勝で、世界ランク4位のワウリンカ選手を破った会見では、

「もう勝てない相手もいないと思う。上を向いてやりたいですね」

と自信みなぎる発言となっています。

 

自然に出てくる自信にあふれる言葉は、

マイケル・チャンがコーチに付くまではなかったことです。

 

錦織圭は、良い循環でポジティブな思考になっているといえます。

 

ポジティブになることは非常に大切と言われますが、

まさにポジティブシンキングがどんどん良い方向に事態を

変化させていっていますね。

 

松岡修造も、錦織圭のメンタルの強さを下記のように表現しています。

「メンタルはまるでマイケル・チャン。

歴代の選手の中で最もメンタルが強いと言われたマイケル・チャン。

今日は圭・チャンだった」

 

準決勝後の会見で錦織圭は、

「(コーチには)集中力を絶やさずにやることと。

彼(マイケル・チャン)とやってきてテニスが良くなってきている。

結果が出ているのは、彼のおかげだと思いますし。

とてもいい感じできてます。」

と、言っています。

 

技術面のみならず、精神面で大きな助けになっていることに

間違いありません。

 

錦織圭は、先月、足に溜まった膿を取る手術を行っていて、

全米オープンテニスはそのわずか3週間後に始まりました。

 

松岡修造は、この手術のエピソードを

「3週間テニスをしなかった男がグランドスラムにはふつう絶対に出ない。

何があっても出ない。でも彼は出ました。

なぜなら(コーチから)チャンスあるぞ、何が起こるかわからないぞと、

あそこでマイケルは確実に圭に言ったはずです。

勝ち負けじゃないんです。

絶対ファイトしろ。

今回も同じような状況で彼はファイトしました。

本当に心が変わった」

と、松岡節で熱く語りました。

 

マイケル・チャンは、間違いなく錦織圭の

大躍進を支える立役者なのです。

 

マイケル・チャンは、身長差のある相手に

勝つにはどうすればいいのか、

1試合1試合綿密な作戦を立ててきた選手で、

史上最も頭を使ってテニスをした人と言われています。

 

その技術のすべてを錦織圭に伝え、

錦織圭はそれを吸収し、体現するだけの力量のある人物だったし、

元から世界に通じる力を持つ人材だったことを、

マイケル・チャンは、見抜いていたとも言えます。

 

マイケル・チャンは、錦織圭に何が足りないかをも

見抜いていたのです。

 

それは、自信で、

錦織圭の意識自体を大きく変えました。

 

マイケル・チャンの見抜く力で、

錦織圭の隠されていた実力を引き出し、

現在のような飛躍的な活躍があるのだと思います。

 

石井大裕アナのこぼれ話

石井大裕(いしいともひろ TBSアナウンサー)によると、

マイケル・チャンは、自分にも人にもストイックなのだそうです。

 

(アマチュアのテニス選手だった)石井大裕が、

高校2年の時、松岡修造の紹介で

マイケル・チャン選手の練習相手をしていたそうです。

 

ジャパンオープンという大会の時も、

ウォーミングアップの相手をずっとしていたらしく、

マイケル・チャンのことを、

とにかくミスをしない、1球1球を大切にする選手という印象を持っているそうです。

 

また、マイケル・チャンは、普段はおちゃめで、

コートの外では楽しい話ばかりしているそうです。

 

また、石井大裕は、19歳の時行われたイタリアでの合宿で

マリン・チリッチと同居していたらしく、

「昔から良いやつなんですよ。心の優しいやつでですね、

私の水を買ってきてくれたりとかですとか」

と裏話を明かしていました。

 

が、マリン・チリッチは、コートに出ると非常に険しい選手になるそうです。

 

サーブがとにかく早く、そしてコースがいいそうで、

フェデラーとの準決勝は、人生で一番良い試合だった、とノリにノっています。

 

石井大裕によると、チリッチは2,3年間ずっとケガをしていたり、

ドーピングで出場停止になったり、今、もがき苦しんでいるので、

命を懸けてやっていると思いますとのこと。

 

マリン・チリッチの簡単なプロフィール

25歳

クロアチア出身

198cm

82kg

世界ランキング16位

 

錦織圭との過去の対戦は、

5勝2敗と、錦織圭優勢です。

 

アップダウンが激しい選手で、

ミスをすると、どどどっと崩れていく傾向があるようです。

 

錦織圭が上手くマリン・チリッチのペースを崩すことが出来れば、

勝利するのも難しくはないと思われます。

 

石井大裕によると、マリン・チリッチはとにかく良い人で、

チーム内でもちやほやされてたので、

錦織圭にボコボコにしてほしいです、とのこと。(^△^;)

 

思いっきり私情を語ってましたが、

ボコボコとまで言わずとも、

決勝戦は、ぜひ錦織圭に全力を出し尽くして

頑張ってほしいですね!

 

こちらもあわせて読みたい

タイトルとURLをコピーしました