デング熱が想像以上の広がりを見せています。
新宿の代々木公園エリア以外の公園に
行った人もデング熱に感染したそうです。
デング熱を引き起こすデングウイルスとは?
感染経路やデング熱の治療方法などを
調べてみました。
デングウイルスとは?
デング熱はデングウイルスによる
感染症です。
デングウイルスとは
デングウイルス(DENV)は、フラビウイルス科フラビウイルス属のRNAウイルスである。
引用元:wikipedia
デングウイルスには4種の血清型が存在し、これによりあらゆる症状を
引き起こす原因となるのだそうです。
この4つの血清型が存在することにより、
1度刺されると、1種類の血清型に対する終生免疫を
獲得しますが、違う血清型には防御力があまりないそうです。
ですので、2度デング熱にかかると、血清型の組み合わせによっては、
重度の合併症が起きる可能性があります。
デング出血熱やデングショック症候群にかかるリスクが高くなるということです。
このメカニズムはまだ解明されていないそうです。
デングウイルスの感染経路は?
デングウイルスは、ヒトスジシマカやネッタイシマカによって
媒介されます。
ネッタイシマカは、亜熱帯や熱帯地域に生息しており、
日本では、琉球諸島・石垣島・沖縄などで存在を確認されたことはありますが、
現在は、姿を消しているそうです。
世界的に温暖化が進んでいるため、
日本にもいずれネッタイシマカが
再び姿を現すことがあるかもしれませんが、
現在の日本では、デング熱を媒介する蚊は、
ヒトスジシマカということになります。
蚊にはデングウイルスによる悪影響はなく生涯感染したままですが、
人間にはたった一刺しで感染しうるものなのだそうです。
注射よりも細い刺されても痛みも感じない蚊によって、
こんなウイルスが人の中に入ってくるなんて
驚異的です。
しかも人から人への感染はなく、蚊によってのみ
感染が広がっているのは、信じがたい事実です。
デング熱の症状は?
デング熱は、一過性熱性疾患です。
デング熱に感染すると、3~7日の潜伏期間を経て、
発熱が起こります。
その後、眼窩痛、頭痛、筋肉痛、関節痛を伴うことが
多いと言われています。
『ヒトスジシマカがデング熱を媒介!分布は?天敵は?駆除方法は?』
の記事にも記載しましたが、『ブロークンボーンフィーバー』
と言われるほど、骨に痛みを感じたりするそうです。
発熱後、胸部から四肢にかけ、発疹が広がっていきますが、
1週間ほどで消え、回復するそうです。
デングウイルスの予防方法は?
フランスの製薬会社が、デング熱を予防するワクチンの
2015年の実用化を目指しているそうです。
が、現在のところ、デングウイルスに対する有効なワクチンはありません。
デングウイルスから身を守るには、蚊に刺されないようにすることです。
殺虫剤などで蚊の駆除をすることも効果的ですが、
リン酸エステルやピレスロイドの殺虫剤は、
効果がないと考えられているそうです。
一番の蚊の対策は、蚊を増やさないよう水溜りを作らないことのようです。
デング熱の流行っている今年のみでなく、今後も
みんなで心がけていきたいですね。
デング熱の治療方法は?
デング熱にかかったらどうすればいいの?と
不安に思っている方も多いはず。
私もその一人です。
全国に広がりつつあるデング熱ですので、
対応方法を知っておくことも重要ですね。
ですが、調べてみますと、
デング熱に対する特別な治療方法というものはないそうです。
ガーΣ(`・ω・Ⅲ)ーン
症状によって自宅で経過観察をする人、入院する人と
さまざま異なるようです。
デング熱の場合、点滴や鎮痛解熱剤を処方されることが
ほとんどだそうです。
有効なワクチンがないというのが辛いところですね。
ほとんど自然治癒を待つしかないという、
時間が経つのを痛みや熱を軽減しながら待つ、という感じでしょうか。
いずれにしても、少しでも体調がおかしいな、と感じたら病院で
診察してもらうのがいいと思われます。
適切な治療を受ければ、致死率は高くありませんし、
(治療をしない場合の死亡率は1~5%)
過度な警戒は必要ないと思いますが、
できるだけ予防をして、デング熱にかからないように、
感染を広げないようにしていきたいですね。
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