料理のかさ増しに野菜って必需品ですが、
それもなかなか難しいです。
そんな中、キノコは豊作らしく
買いやすい価格で随分と助けられています。
料理に使うと良いダシも出ますし、
美味しいですよね。
秋になるとキノコ狩りも人気ですが、
毒キノコによる食中毒も増加します。
毒キノコの意外な見分け方などをまとめました。
毒キノコによる食中毒が増加!
野菜の価格高騰により、キノコの売り上げが
2割以上アップしているそうです。
キノコの豊作とともに
毒キノコも豊作となっているので、
毒キノコによる食中毒が相次いでおり、
キノコ狩りにも危険が広がっています。
公園に生えたオオシロカラカサダケを食べた人が
食中毒になったり、
道の駅で食用キノコとして売られていたものが
毒キノコだった、ということもありました。
毒キノコの意外な見分け方
毒キノコの見分け方として、
よく言われているのが色での見分け方ですね。
色で毒キノコは見分けられる?
よく、毒々しい色や派手な色のキノコは毒キノコと
言われますが、そうとも限らないようです。
実際、カエンタケは真っ赤で
炎が燃えているように見えるキノコで、
触れるだけで皮膚がかぶれるほどの毒を持つ
毒キノコですが、
地味な色のキノコでも
毒を持っているものはあります。
逆にヒイロタケ、ドクベニダマシ、シロツチガキなどの
色が派手なキノコでも毒がないものはあります。
通説では色で見分ければいいと思っていましたが、意外にも
毒キノコは、見た目や色では全く判断できないのです!
シメジに似た姿のクサウラベニタケは、
シメジに似た毒キノコで、よくシメジと間違えてしまうため、
”名人泣かせ”と言われています。
キノコの色が地味なものも警戒しないといけません。
カサの裏まで慎重に確認し、
ケースバイケースで見分けるしかないようです。
ここ最近、キノコ狩りが人気で、
ガイドがいる場合は、ガイドの方が
一つ一つ毒の有無を確認していきます。
ガイドの人でも、キノコ狩りから戻ると
キノコの本などで一つ一つ毒キノコがないかどうかを
チェックしていくそうです。
それほど毒キノコを見分けることは困難なのです。
毒キノコのツキヨタケによる食中毒は、
ここ10年の被害者の5割を占めており、
最も注意すべき毒キノコです。
ツキヨタケは、シイタケにそっくりです。
見分ける方法は、
柄の部分を割き、黒いシミがあるものが
ツキヨタケです。
黒いシミはシイタケにはないからです。
日本のキノコは、
4000〜5000種類ありますが、
食べられるとわかっているのは100種類ほどしかありません。
これを見分けるのは至難の技なのです。
よくキノコ名人と言われている人でも、
食中毒になりやすいのです。
食べられるキノコの噂
食べられるキノコ、ということで
よく聞くのが下記の噂です。
- 縦にきれいに裂けるキノコは毒はない
- ナスと煮込むと毒がなくなる
- 虫が食べているキノコは安全
上記のどれも本当ではありません。
キノコには、まだまだ未知の部分が沢山あります。
キノコの鑑定士のような資格があればいいのですが
今のところはないので、
確実に安全にキノコ狩りをする、ということは
なかなか難しい状況で、
結局は自己責任、ということになってしまうのです。
せめてキノコ狩りの際には、毒キノコが
見分けられるようなハンドブックを持ち歩いて
確認するなどするしかなさそうです。
自分だけの判断で食べるのは危険です。
おいしいきのこ毒きのこハンディ図鑑 北海道から沖縄まで、各地のきのこ365種を紹介
確実に食べられるキノコでない限り、
人にあげたり食べたりしないようにしましょう!
また、自分で採ったキノコを食べて
体調が悪くなった場合はすぐに病院に行きましょう。
キノコ狩りは宝探しのようで楽しいものですが、
死亡事故も起こっているので、
細心の注意を払うことが必要です。