3割がネットで丸見えという事実が明らかになりました。
スーパーやコンビニ、路上などにも
生活を守るために設置されたウェブカメラが、
逆に人々を危険にさらしているということです。
その危険性や、パソコンやスマートフォンでもありうる事態を
まとめました。
目次
防犯・監視用のウェブカメラの危険性は?
防犯カメラの主流になりつつあるウェブカメラ。
朝日新聞の調査によると、無作為に調査をしたウェブカメラの
35%がパスワードの設定がされていなかったそうです。
パスワードが設定されていなければ、第三者が映像や音声に
アクセスできてしまいますので、
カメラに映っている人物の行動が特定されてしまうということにつながります。
たとえば、この人は毎日の何時何分にここにきているなどが
わかってしまいますので、それを悪用して犯罪につながる可能性があります。
実際に企業に設置されたウェブカメラで
情報が盗まれたという被害が出ているということです。
パソコンやスマートフォンのウェブカメラの危険性は?
注意すべきは、防犯カメラだけではありません。
パスワードが設定されていなければ、
パソコンの乗っ取りということが起きる可能性もあり、
リモート操作で、パソコンにアクセスされたり、
カメラを使って勝手に映されるということもあります。
要は、世界中のパソコンで、地球の裏側からでも、
そのカメラの画像を撮ったりすることができるということです。
パソコンやスマートフォンに写る画像を
所有者が知らない間に、全く別の場所から見ることが可能ということです。
プライベートな姿が知らない間にネット上で配信されるということもあり得ます。
実際の被害例
ネット上になぜか自宅の部屋の動画がUPされており、
ウェブカメラで撮影された動画だと判明し、
警察に相談しますが、こういったケースは、
犯人の特定 は難しいため、「セキュリティを強化してください」
と言われただけだそうです。
結局、自分の身は自分で守るしかないということですね。(--;)
行動パターンを把握されることで、
覗きだけでなく、空き巣の被害にあう可能性もありますから、
注意が必要です。
ウェブカメラのパスワード設定方法は?
ウェブカメラでの被害にあわないためには、
パスワードを設定することが重要です。
そのウェブカメラの管理ソフトや管理ブラウザなどと連動した設定ウィザードに
従って進めれば、パスワード設定が出来るようになっています。
どうしてもわからなければ、購入したメーカーの問い合わせ先などに問い合わせるのもいいですね。
パスワードは、初期設定されている物もありますが、
初期設定のパスワードは、リセットのために、ネット上に公開されている場合がありますので、
自分で確実に設定するようにしましょう。
また、パソコンの乗っ取りを防ぐ基本的な方法としては、
パソコンを使用していない時には、しっかり電源を切りましょう。
パソコンについているカメラレンズをシールなどで覆うというのも有効です。
かなりアナログな方法に思えますが、映らなければいいんですよね。
私もパソコンについているカメラのレンズには
赤い色の付いたマスキングテープを貼っています。
実際、起動してカメラの画像を見てみると画面が赤く写るだけだったので
何かあっても安心です。
先日、私が勤めている会社で社長のPCが
突然ウェブカメラが起動し、社長の顔がモニタ上に
映るようになってしまい、気味悪がっていました。
乗っ取り?不正アクセス?と一瞬焦ったのですが、
どうもWindows8.1には、PCのロック時にウェブカメラを
起動させるという機能があるようで、
知らずにその設定をしてしまっていたようでした。
被害に合っているわけではなかったので、
安心なのですが、ウェブカメラが意図せず起動すると
驚きますよね。
にしても、windows8.1は、なぜロック時にウェブカメラを
起動するようになっているのでしょうかね??
不思議です。
と、とにかく、パスワードを設定する場面では、
(まぁいいや)と、軽く流さずに、正確に設定することが大事ですね。
追記(2016年1月22日):
防犯カメラ映像がネットで無断公開中!
朝、テレビを見ていて驚いたのですが、
今現在、ネット上で日本の防犯カメラの約6,000台ほどが
無断で公開されており、誰でも見ることができるようになっているそうです。
パナソニック製のカメラが中心だそうですので、使用している方は
IDパスワードを設定するようにしたほうがいいですね。
実際にテレビにその画像が映っていましたが、(モザイク入り)
美容院や歯医者やコンビになど店舗の様子から
なぜか家のコタツでくつろぐおばあちゃんまで
鮮明に配信されています。
おばあちゃんはもしかするとご家族が安全のために
カメラを入れているのかもしれませんね。
それにしても自分の意識していない姿が
全世界に知らない間に配信されているのはとても恐ろしいです。
ちなみに配信元はロシアの「Insecam」というネットのようです。
個人でのパスワード設定も重要ですが、
企業にもしっかりしてもらわないと困りますね。