第59回全国高校軟式野球選手権大会で
後世に語り継がれるかもしれない
世紀の対決が繰り広げられました。
広島の崇徳高校と、岐阜の中京高校の
試合で、なんと大会史上初4日間にわたって
3度のサスペンデッドゲーム(一時停止試合)
で、延長50回の試合となったのです。
その死闘の結果は?
また、決勝の結果は?
高校野球で延長50回!
世紀の対決となったのは、
兵庫県の明石トーカロ球場で行われた
広島の崇徳高校と岐阜の中京高校の試合です。
3日間連続、延長45回まで両チームとも0-0と、
点が入らないまま、サスペンデッドゲームとなり、
4日目に持ち越されました。
31日は、午前9時から46回から再開され、
50回に中京が3点をとり、
ようやく長かった試合が終了したのです。
この4日間に渡る試合で、
中京の松井大河選手は709球、
崇徳の石岡樹輝弥選手は689球を
投げ切ったのです。
試合終了後、石岡選手は松井選手に
決勝に勝ってほしいと伝え、松井選手は任せろと
答えたのだそうです。
長い試合の中、敵同士だった二人の間に友情にも
近い感情が沸き起こったのでしょうね。
その後の決勝では、試合を終えた崇徳の選手たちは、
疲れているであろう体で、一生懸命中京の試合を
応援していたのです。
胸が熱くなる光景でした。
高校野球の延長のルールは?
軟式高校野球では、延長は15回で打ち切って
サスペンデッドゲーム(一時停止試合)となり、
翌日にその続きを行うというルールとなっています。
大会の試合規定によって、延長54回までで、
試合の勝敗がつかない場合、抽選で決勝進出校が
決まることになっていました。
決勝はどうなった?
全国高校軟式野球は、8月25日から29日までの
予定となっていましたが、試合がずれ込み、
決勝戦は8月31日となり、ダブルヘッダーとなりました。
(ダブルヘッダーとは、特定のチームが1日に2試合を行うことです。)
決勝は準決勝終了後、2時間半後から始まりました。
決勝は最長15回までで、勝敗がつかない場合、
優勝は預かり(両校準優勝)となるそうです。
中京-三浦学苑の決勝試合では、
2-0で、中京が勝利しました。
ピッチャーのみならず、チーム全員の負担は大きかったと思いますが、
そんな状況でも優勝という結果を出せ、
本当に選手みんなの頑張りの賜物ですね。
松井選手は、決勝まで含めると、
計1000球以上を投げ切りました。
プロの選手でも無理だろう、と槇原元選手も
言う位の投球数です。
連日、何球も投げ続け、肩や腕が心配になります。
試合が延長になるのは仕方がないのかもしれませんが、
せめて数日空けて再試合、とか
選手の体のことも考えてあげられるルールになってほしいな、
と思います。
崇徳高校と中京高校の延長50回のネット上の反響
試合勘という意味で、準決勝を勝ち抜いた中京に分があったのかもしれません。2日待った上に当日まで相手が分からなかった三浦学苑は調整が大変だったと思います→準決勝延長50回制した中京が優勝 軟式高校野球 http://t.co/FKNzkTdQdH
— 広部憲太郎 (@Becky7712) 2014, 8月 31
ピッチャーがすごいな。これほど連投出来るなんて。でも、肩は壊さないのか、心配だな…..準決勝延長50回制した中京が優勝 軟式高校野球 – 朝日新聞デジタル http://t.co/hjogZdREtM — 渋井哲也 (@shibutetu) 2014, 8月 31
果てしなき戦いは延長50回中京が3対0で勝利。本当にお疲れ様。なせ軟式は点が入らないのか。軟式球は中が空洞のゴム製。ボールが大きく変形しやすく凡飛が増える。バントの方向や強さの制御が難しく、チャンスが生まれにくい‥。http://t.co/T7ztcpSVQj
— 小川一 (@pinpinkiri) 2014, 8月 31
9月1日に2学期が始まっちゃうから、31日中に必ず優勝校を決めなきゃいけないんですね。つまり、31日まで延長した場合、中京もしくは崇徳はダブルヘッダーで決勝戦。これは大変だ。 — 神田大介 (@kanda_daisuke) 2014, 8月 30