ノーベル賞のメダルの価値は?競売での価格は?

ノーベル賞 雑学

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ノーベル賞ついに、ノーベルウィークが始まりました。

 

今年は、物理学賞に日本人3人が選ばれ、

とても誇らしく、ニュースを見るだけでわくわくします。

 

ノーベル賞のメダルの価格など、雑学をまとめました。

 

 

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ノーベル賞の授賞式はなぜ12月10日?

ノーベル賞の創始者であるアルフレッド・ノーベルは、

ダイナマイトを発明し富を得ましたが、

晩年、兵器となったことに大変傷ついたそうです。

 

ノーベル賞は、ノーベルの遺言で創設されました。

 

そのため、ノーベル賞の授賞式は、

創始者であるアルフレッド・ノーベルの命日の12月10日となっていると考えられます。

 

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ノーベル賞の平和賞の授賞式だけなぜオスロ?

ノーベル賞の平和賞以外の賞は、スウェーデンのストックホルムで行われますが、

平和賞だけは、ノルウェーのオスロで行われます。

 

ノーベルの遺言に記述がないため、正確な理由はわかりませんが、

主な説として、ノーベルが生きていた当時、スウェーデンとの

同君連合下(同じ王様のもとで連合状態)にあったため、

ノルウェーへの配慮があったのでは、と言われています。

 

ノーベル賞のメダルは、どうやって作る?

ノーベル賞のメダルは、ノーベル氏の肖像がデザインされています。

 

メダルは1つずつ手作りされています。

 

  1. 1枚の金板からメダルを型どり
  2. 高圧力でデザインを描く
  3. 綺麗に磨いてメダルの側面に名前を彫る
  4. 完成

 

1つ1つ手作りというのも、ノーベル賞の特別感を感じさせますね。

 

ノーベル賞のメダルの価値は?

ノーベル賞のメダルの「金」としての価値はどのくらいでしょうか?

 

ノーベル賞のメダルは、18Kをベースに24Kのメッキ加工となっています。

 

直径 : 66mm

重さ : 約200グラム

価値 : 約65万円(12月8日時点)

 

金としての価値は約65万円ですが、

受賞者が決まることで、付加価値が付いていきます。

 

ノーベル賞のメダルを売るといくらになる?

ジェームズ・ワトソン(86)という方が、

ノーベル賞のメダルを2014年12月4日に競売に出品しました。

 

『DNAの二重らせん構造の発見』により、

ノーベル医学生理学賞を受賞をした偉大な方です。

 

出品の理由は、「自らが学んだ大学などへの寄付が目的」ということで

決して私利私欲のためでないところが、非常に尊敬できます。

 

ノーベル賞のメダルが、存命中に競売されたのは史上初だそうです。

 

やはり努力の結果の素晴らしい賞のメダルですし、

なかなか手放す気にはなれないでしょうね。

 

ワトソン氏のノーベル賞のメダルには、

約5億7800万円という価格が付きました。

(1ドル=121円)

 

70万円くらいのメダルの価格が、800倍以上という破格の値段となりました。

 

が、この価格というのは一律ではないようです。

 

ジェームズ・ワトソン氏と同じ1962年にノーベル賞を

共同で受賞したフランシス・クリック氏のメダルは、

去年競売にかけられましたが、約2億8000万円と、

ワトソン氏の半額以下の価格になったそうです。

 

なぜ同じ時期に共同受賞したという同条件のメダルなのに、

このような価格差が出るのでしょうか?

 

ポイントは、以下となっています。

 

ワトソン氏のメダルは、存命中にメダルが売り出された初めてのケースということで、

プレミアがついて価格がどんどん上がったそうです。

 

また、売るタイミングも重要で、

クリック氏は去年4月に売りに出しましたが、

ワトソン氏は12月4日でした。

 

12月はノーベルウィークとなり、ノーベル賞がニュースなどで取り上げられており、

こういったことも大きく影響したと考えられます。

 

もちろん、ノーベル賞のメダルには、お金には変えられない価値があります。

 

ノーベル賞受賞式の今後の予定は?

下記は日本時間での今後の予定です。

 

物理学賞 平和賞
午後6時半ごろ リハーサル 10日 午後7時 平和賞パーティー午後9時 授賞式
午前0時半 授賞式午前3時 晩餐会 11日 午前3時半 晩餐会
午前3時半 王室晩餐会 12日 午前3時半 平和賞コンサート

 

努力の末に、ノーベル物理学賞を受賞をされた

赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏のお三方とご家族の方には

素敵な時間を過ごしていただきたいですね。

 

追記:(2014年12月14日)

ジェームズ・ワトソン氏のノーベル賞のメダルを落札したのは、

ロシア人実業家のアリシェル・ウスマノフさん(61)でした。

 

アリシェル・ウスマノフさんは、落札したメダルをワトソン氏に返却することを

発表しました。

 

 ロシア人実業家、アリシェル・ウスマノフさん:

「ワトソンさんの功績は、父親の死因となったがんの研究に寄与した。

メダルは手にする価値のある人物のもとにあるべきだ」

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/

 

約6億近くの金額を出しても、ジェームズ・ワトソン氏のもとに

メダルを返したい、恩返しがしたい、という思いが強かったのでしょうね。

 

確かに、ノーベル賞のメダルは、努力し人類に貢献した人の

手元にあるのが一番なのでしょう。

 

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