大寒波が襲来していますね。
この冬は暖かい、と思いきや、極寒!
というあまりの気温差についていけない私です。。((( ;゚Д゚)))
九州などでは、水道管凍結、という
非常に困った事態にもなっています。
水道管凍結の対策や、北海道ではどういった対策が
とられているのかなど調べてみました。
目次
【大寒波襲来】水道管凍結が続出!
かつてないほどの記録的な大寒波で、
九州では水道管が凍結し、断水や給水制限が相次いでいます。
寒さのため、水道管凍結で蛇口をひねっても水が出ないという状況です。
水道管の破裂という事態も起きています。
北九州市の一部の地域では、1月25日から断水が続いており、
給水所には長蛇の列となっていました。
生活に欠かせないまさに”命の水”が絶たれると
本当に大変です。
水がないと、食事も作れず、お風呂も入れず、トイレも流せない、
洗い物も出来ない、という生活に関わるほとんどのことが滞ることになります。
そのため、断水をしている地域では、お店も臨時休業となっています。
私も小さいころ夏の水不足で断水を経験していますが、
お風呂に水を貯めたり大変だった覚えがあります。
この場合は、予め連絡があり、水をためることができたので
またいい方かもしれませんが、今回の水道管凍結は
思いもよらないのですから、もっと大変ですよね。
大牟田市では、市内全域の約5万4000世帯で断水となり、
長崎県の五島市では、水道管の漏水により、
このままでは水源がなくなる恐れがある
ということで計画断水も実施されました。
九州では福岡・長崎・佐賀・宮崎・大分の5県で
自衛隊に災害派遣を要請となりました。
【大寒波襲来】水道管凍結の対策・予防は?
寒波による水道管凍結・破裂などの非常事態を
どう防げばいいのでしょうか?
例年、そこまで寒くない地域の人にとっては
寒波と言われても水道管が凍結する、というところまで
なかなか頭が回らないですね。
水道管の凍結や破裂は、気温が−4度以下になると起きてきます。
水道管の中の水が凍結し、氷によって水道管が膨張し
破裂となるので注意が必要です。
水道管の凍結防止法は?
・保温材を巻く。
水道管がむき出しになっていたり、日が当たらない場所、
風当たりの強い場所にある水道管に、
保温材やタオルなどを巻きつけ、その上からビニールテープで巻くという方法が
有効だということです。
その際、蛇口の部分までしっかりと巻きつけて対策をしましょう。
・水抜きをする。
水栓を閉め、水を流し、水道管に溜まった水を出し切ります。
(トイレ、洗濯機、浴室、キッチン、外にある給湯器など
水道という水道すべてから水抜きをします)
完全に水が出なくなってから蛇口を閉めます。
(キッチン下の水道管の水もコップで受けるなどして水抜きをしましょう)
水を水道管から出し切れば、水道管の中で水が凍って
膨張するということがありません。
※水抜き方法は物件や地域により異なる場合があるので、
大家さんや管理会社などにご確認の上、行ってください。
完全に水抜きをしないと大変なことになりますので、
注意が必要です。
・水を出し続ける。
水を少しずつ糸状に出し続けることで、
水道管の中で水が凍ることを防ぎます。
水道代はかかりますが、凍結修繕費よりは安くすみます。
出す水は溜めて有効利用しましょう。
トイレのトラップなど水抜きがしにくい場合は、
凍結予防の『不凍液』を入れます。
水道管凍結による被害に注意!
寒冷地では、水抜きを忘れて帰省をしていた間に
水道管が破裂し、階下まで水が漏れるということがあります。
その際の修繕費用が数十万円以上かかる、ということもありますので、
注意が必要です。
逆に水道管が凍結していたため、蛇口を閉め忘れたまま(水が出ないので)
長期外出などすると、凍結が溶けると蛇口から水が出始め、
水が漏れて部屋が大変なことになる、ということもありますので、
気をつけましょう。
火災共済の事故は凍結破裂がダントツ1位だそうです。
水道管凍結は、バカにできません。
賃貸物件の場合は、凍結に気付いたら
早めに大家さんや管理会社に連絡をしましょう。
放置しておくと氷が大きくなり、水道管が破裂してしまいます。
水道管が凍結してしまった場合の解決方法
もし水道管が凍結してしまったら。。
困りますが、どうしようもありませんので、
下記の方法などしてみるのもいいかもしれません。
・自然に溶けるのを待つ。(お昼頃には溶けるかも。。?)
・蛇口や水道管にタオルを巻きつけ、
上からお湯をゆっくりかけ、水道管の中の氷を徐々に溶かす。
(直接熱湯をかけないように!破裂の恐れがあります。直火もダメですよ)
それでも治らない場合は、市町村指定の下水道工事業者に依頼する。
【大寒波襲来】水道管凍結の予防を北海道ではどうしてる?
北海道は基本的に寒いので、きちんと断熱されている家が多いそうです。
建物内の配管も基本的に断熱処理されているそうです。
水道管を温めるヒーターや、周囲をお湯で温める設備がある物件も
あるそうです。
古い家屋などは水道管凍結の防止のため、
ストーブを24時間つけっぱなし、ということも稀にあるそうです。
なんだか危険な気がしますが、煙突付きやタイマー付きのストーブがあるそうです。
また、電動水抜操作盤というものが設置されている物件もあるようで、
操作盤の水抜きをonにして、キッチンや浴室、
トイレなどの水抜きをするそうです。
完全に水抜きをしていなければ大変なことになるので、
長期外出する場合など、水抜きを業者に依頼するということもあるようです。
確かに業者さんにしてもらうと安心ですね。
寒い地域の方が、家自体に寒さに強い対策がとられていたり、
水道管凍結防止の意識が高かったりするので、
実際に水道管が凍結してしまった!ということも
あまりないのかもしれませんね。