2014年12月22日は、
19年ぶりの朔旦冬至です。
朔旦冬至とは?
冬至の縁起などをまとめました。
朔旦冬至とは?
冬至は、1年で最も昼間が短い日で、
2014年は12月22日です。
今年の冬至は、朔旦冬至といって、
新月も重なるという特別な日です。
新月は月明かりがありませんので、
太陽の光も月の光も受ける時間が短いという状態となります。
冬至は、明日以降、陽が徐々に延びていくので、太陽の復活を現しています。
また、新月は、新しい月なので、月の復活を現しています。
ということで、朔旦冬至は復活の日とも言われています。
朔は新月、旦は夜明けを表し、朔旦冬至と呼ばれています。
19年に一度という大変珍しい現象で、特におめでたいとされている冬至です。
この日を境に寒さが厳しくなるとも言われています。
冬至の縁起とは?
古代の中国では、太陽の復活の日として冬至の日はおめでたい日として、
盛大にお祝いをしたそうですが、
日本の昔の人は、昼が短い日である冬至を恐れ、厄除けや
縁起担ぎをしたそうです。
冬至といえば、カボチャやこんにゃくを食べて、
柚子湯に入るという習慣が有名ですね。
カロチンやビタミンAなど、栄養豊富なカボチャを食べることで風邪予防となり、
こんにゃくで体内にたまった砂を出す、
という寒い冬でも健康に過ごすための昔の人の知恵です。
また、柚子湯に入ると、1年中風邪をひかなくなるという言い伝えがあります。
柚子湯は、ひびやあかぎれ、湯冷めを防ぎ、冷え性を和らげてくれることから、
天然の入浴剤のような役割があったのかもしれませんね。
また、柚子の果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあり、
柚子の香りは、気分をリラックスさせてくれ、リフレッシュできます。
だいこんや、ぎんなん、にんじん、うどんなど、
「ん」が付くものを食べるのも運を呼ぶという縁起を担いでいます。
いろいろな縁起担ぎなどありますが、寒い冬に栄養を取るなど、
健康を気遣った知恵なのでしょうね。
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