ジビエ料理が最近流行ってきていると
テレビで見たことがありますが、
そんなジビエ料理に赤信号です。
なんと、ジビエ料理の代表とも言うべき、
野生のシカとイノシシに人にも感染する
住肉胞子虫(じゅうにくほうしちゅう)が
いるそうです。
感染したらどうなるのかなど、詳細をまとめました。
ジビエとは?
ジビエとは、食材として狩猟で捕獲した鳥獣を言います。
鹿、鴨、イノシシ、野鳥、ウサギなどが代表的です。
主にフランス料理として提供されます。
私は食べたことはありませんが、テレビなどで見ると
すーっごく美味しそうですよね。
そんなジビエ料理に寄生虫がいるという情報は、
ちょっと残念です。
加熱すればいいようなのですが。
野生のシカとイノシシに住肉胞子虫がいる!
野生のシカとイノシシに、人にも感染するという
寄生虫(住肉胞子虫)が高確率で感染しているという調査結果が
岐阜大学などのグループから出てきました。
調査は、2013年から今年にかけ岐阜県の長良川と揖斐川水系で
捕獲されたシカとイノシシを調べた。
人が体内に取り込むと食中毒症状を起こす恐れがある住肉胞子虫は、
シカで食用部位の背ロースとモモからそれぞれ90%(60頭中54頭)と
88%(59頭中52頭)の高い割合で検出された。
イノシシではそれぞれ46%(26頭中12頭)と43%(21頭中9頭)だった。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00050053-yom-soci
シカの90%近い数字は驚きです。
ほとんどに寄生虫がいるということですよね?
知らずに食べてしまうわけですから、考えると少し怖いですね。
住肉胞子虫に感染した肉を食べるとどうなる?
住肉胞子虫は、シカやイノシシだけでなく、
馬肉や牛の心筋などにも存在するそうです。
住肉胞子虫に感染した肉を食べることで、食中毒のような症状となり、
下痢や嘔吐する場合があるようです。
食べても無症状の人もいるようですが。
新鮮なお肉、と言っても、生肉で食べることは絶対やめたほうがいいですね。
厚生労働省からもジビエは加熱しましょう、
という注意書きが出ているほどです。
牛レバーに続き、豚レバーも生で食べるのを禁止になるそうですから、
お肉を生で食べるというのは、かなり危険なことなのかもしれません。
加熱が十分されていないジビエを食べることで、
寄生虫だけでなく、E型肝炎、腸管出血性大腸菌症の食中毒のリスクなども
あるようです。
特に子供や高齢者は食べないようにするか、
十分な加熱に気を付ける必要があります。
野生の鳥獣の肉は、中心部まで十分加熱する必要があるそうですので、
ジビエ料理を食べる時には、特に加熱に気を付けたほうがいいですね。
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