全国的に梅雨に突入し、雨に濡れたアジサイが
美しい季節になりましたね。
蒸し暑いこの季節に見るだけで涼やかな気分に
させてくれるアジサイに心が和みます。
中でもガクアジサイは可憐です。
ガクアジサイの花言葉や育て方など
まとめました。
目次
ガクアジサイ(額紫陽花)とは?
アジサイには、主にガクアジサイとヤマアジサイ、
西洋アジサイ(ハイドランジア)、外国種のアジサイの4種類があります。
ガクアジサイは周辺だけが装飾花となっており、
中心は両性花という小さな花が集まっています。
ガク型はアジサイの基本形です。
丸い手まりのようなアジサイをよく見かけたり、
アジサイ、というイメージですが、
もともとのアジサイはガク型なのですね。
アジサイとして思い浮かべる手まり状のアジサイは、
ガクアジサイの変種だそうです。
また、アジサイの花に見える部分は花ではなく、
ガクなのだそうです。
紫陽花の名前の由来は?
「紫陽花」という言葉は、もともとはライラックの花を指していたようです。
が、平安時代に「紫陽花」に「あじさい」という名前を当てはめ、定着したそうです。
「あじさい」は、「あづ(集まる)」+「さあい(真の藍色)」で、
「青い花が集まっている」という意味があるそうです。
とても綺麗な名前ですよね。
また、紫陽花は俳句では夏の季語として知られています。
紫陽花と聞くだけで梅雨の季節が思い浮かびますね。
紫陽花が青い花もあるのはなぜ?
アジサイは綺麗な青い花がありますが、
自然界で青い花というのも珍しいですね。
土の中のアルミニウムがアジサイに入ると、
アントシアニンという色素と合わさり、
青くなるそうです。
アルミニウムが入らないと、赤くなるそうです。
土のph環境に左右される、とても不思議な花ですね。
今の時期、職場に向かう先の道路の脇の家々にアジサイが植わっていて、
その場所場所によって、青やピンクの可愛い色のアジサイを目にし、
綺麗だな〜と、つい見てしまいます。
ガクアジサイとヤマアジサイの違いは?
ガクアジサイとヤマアジサイは似ていますので
両者の違いをまとめてみました。
ガクアジサイ | ヤマアジサイ | |
花の色 | 白、ピンク、紫など | 多様性に富む |
高さ | 2~3m | 1~2m |
葉 | 卵形で艶がある | やや細長い楕円形で、薄く光沢がない |
咲く時期 | 5月~7月 | 6月~8月 |
画像 |
ヤマアジサイは、山の中の沢で良く見られることから
サワアジサイとも呼ばれることがあるようです。
ガクアジサイの花言葉は?
アジサイの花言葉は、
花言葉 | |
アジサイ | 移り気、浮気高慢、冷淡辛抱強い愛情 |
ガクアジサイ | 謙虚 |
ヤマアジサイ | 乙女の愛、切実な愛 |
アジサイの花言葉は、可憐な花からは想像できないような
冷たい雰囲気のものが多いですね。
「移り気、浮気」は、成長するにつれ、色が変化していくことからきているようです。
ガクアジサイの育て方は?
アジサイは庭に植えれば、よほど日照りが続かない限り、
水やりはほぼしなくてもいいそうです。
とても育てやすいですね〜。
鉢植えにすると水やりが大変なので、庭植えがオススメです。
庭植え直後2週間くらいはしっかりと水やりをする必要がありますので、
最初は気を付けましょう。
ガクアジサイの植え付け方法
ガクアジサイを買ってきて、野菜の土で植え付けをします。
植え付けの時期は春と秋で、真夏と真冬を避ければ大丈夫です。
植え付ける場所は、寒さと日陰に比較的強く、
夏の日差しに弱いので、半日陰がいいようです。
ガクアジサイの剪定は?
ガクアジサイの剪定は、必ず7月中に行いましょう。
小さくまとめたい時は、ばっさりと切ってもいいそうです。
ガクアジサイは、育てやすく綺麗なので、
庭先に植えたい花ですね。
私も庭があったら、金木犀とアジサイはぜひ植えたいです。
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