ラウンドアバウトという言葉を
たまに聞くようになりました。
ラウンドアバウトとは一体なんでしょうか?
ラウンドアバウトにより、交通事故が減るとは
どういうことでしょう?
ラウンドアバウトとは?
ラウンドアバウトとは、円形の交差点のことです。
通称ぐるぐる交差点と呼ばれているようです。
通常3本以上の道路を円形のスペースを介して接続したもので、
この円形のスペースの真ん中には中央島と呼ばれる、
円形の通行できない区域がある。
車両はこの中央島の周りの環状の道路(環道)を
一方向に(右側通行なら反時計回り、左側通行なら時計回り)通行する。引用元:wikipedia
ヨーロッパやイギリスなどではすでに普及しているようです。
ラウンドアバウトとしては、
パリの凱旋門があるシャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場)が有名です。
もともと5本の道路が集まる広場でしたが、
中央に凱旋門が配され、環状交差点となりました。
このラウンドアバウトを導入すると、
交通事故が減るといわれています。
ラウンドアバウトのメリット
1.交通安全面の向上
右折がなくなることや、自然にスピードが落ちることで
事故が減ります。
2.渋滞の緩和
信号がないので、渋滞が少なくなります。
3.災害時でも通行が出来る
災害で停電が起きても、もともと信号を使用していないので、
混乱を抑えられます。
まだ始まったばかりで、なじみが薄いラウンドアバウト。
初めてこのラウンドアバウトを使用する人には
少し難しそうです。
導入されている個所では、
なかなか円の中に合流できない、
目的の道路で曲がれず諦めて違う道路に抜けていく、
など、戸惑う人も多いようです。
ラウンドアバウトは、右回りの一方通行のため、
すぐ右隣の道に曲がりたいときも、
一度円をぐるっと回る必要があります。
合流時、内側を走る車が優先のため、
内側の車の流れを縫って合流する必要があります。
右から合流する車、内側を走る車、
歩行者など見ながら合流をしなければいけないので、
タイミングよく円形に入るのがなかなか難しいようです。
実際にラウンドアバウトを利用した人の声
「待たなくていいような感じがします。」
「事故防止にはみなさん一時停止もスピードダウンも
しっかりできていると思うのでいいと思います」
事故防止や渋滞緩和の救世主と言われる
ラウンドアバウト。
事故が減るというのはとてもいいと思います。
9月1日より道路交通法が改正され、
環状交差点と呼ばれるようになるようです。
全国に100か所以上、円形の交差点がありますが、
(国土交通省調べ)
このうちいくつの交差点を環状交差点に認定するか
現在検討中なのだそうです。
ネット上でのラウンドアバウトに関する意見
ラウンドアバウト、賛否両論いろいろありますね。
慣れるまで難しそうなのと、
歩行者や自転車はどうなるのか気になるところです。
軽井沢のラウンドアバウト 何回か通ったら慣れたよ pic.twitter.com/BwqMbRk43y
— なこ (@nako_119) 2014, 8月 5
欧米で良く見かけるラウンドアバウト型交差点ですが、大前提として『横断歩道を渡ろうとしている歩行者を絶対優先すること』と、『自転車を車両として認識し、決して進路を塞がないこと』が必要なので、日本で導入するのは早すぎると思ってます — Hisa Di Mario (@HisanoriUeda) 2014, 8月 4
ラウンドアバウトはまじでストレスがない交差点の仕組み でも日本で導入したらしばらくは事故頻発しそうだな そもそも都心じゃ狭すぎて設置できないか
— ふぃりりん (@ymp1032) 2014, 7月 28