7月の台風としては、
最強クラスの台風が
日本列島を縦断するコースを辿っています。
現在、沖縄本島に接近しています。
大雨、高波、暴風などに最大級の
警戒が必要です。
台風8号の規模
2014年の台風8号は、7月としては、
過去最強クラスの大型で非常に強い台風で、
数十年に1度の規模と言われています。
全国に甚大な被害をもたらした
55年前の伊勢湾台風と同じ規模の台風です。
この台風では死者5000人近くを出しました。
沖縄の宮古島などの映像を見ると、
猛烈な強風が吹き荒れ、木がなぎ倒されているくらいの
見ているだけで怖くなりそうな台風です。
宮古島では、約5万5000人に避難勧告が出され、
特別警報も発令されました。
沖縄本島では、約54万人に避難勧告が出されています。
台風のレポートをしている方も
風で息が出来ないような、
倒れてしまいそうなくらいの風の強さです。
傘は一瞬で壊され、傘の役目を果たすことが出来ません。
映像を見ていても、今までの台風とは違うというか、
昔の台風とは明らかに違う強力な台風です。
こちらの写真(1枚目も)は、レイド・ワイズマン宇宙飛行士が
国際宇宙ステーションから撮影した写真です。
くっきりとした台風の目が、美しいですが、
綺麗な台風ほど、勢力が強いので、危険なのだそうです。
また、海面水温が平年より1~2℃ほど高くなっています。
台風のエネルギー源は、海からの水蒸気なので、
1,2℃上がるくらいでも、台風には、莫大なエネルギーとなるそうです。
1℃上がると、気圧が数十ヘクトパスカルくらい強まります。
現在、沖縄では、視界が見えないくらいの
雨と強風だそうで、鉄筋のビルでも
揺れ続けるくらいだったようです。
本当に勢力の強い台風なので、最大の警戒が必要です。
台風8号の進路
今回の台風8号は、沖縄への上陸から、
本州を縦断しそうなルートが予測されています。
また、速度が遅いので、同じ場所に長くとどまり、
強風や豪雨が集中的に被害をもたらす可能性があります。
風速による影響
風速30~40mは、
小石やペットボトル、濡れた雑誌、傘なども
風で飛ばされると、窓ガラスが
割れるくらいの凶器となります。
風速50mでは、車が横倒しになったこともあるくらいの
強風となりますので、車での外出も控えたほうが
良いと思われます。
今回の台風8号は、最大瞬間風速が70mになるのでは、
と言われています。
この風速は、想像がつかないくらいの風の強さです。
風速70mは風だけで、窓ガラスが割れるくらいの強風です。
実験映像を見ましたが、窓が割れ、部屋の中の家具が
吹き飛ばされるほどの威力でした。
割れた窓ガラスの破片は壁に突き刺さるくらいの風となります。
雨戸を閉めるなど、厳重な警戒が必要です。
強風ですと、傘はまず使えないと思って、
どうしても外出しなければいけないときは、
レインコート(カッパ)などを使用する方がいいようです。
傘が折れて、そのまま道に捨て去る人を
見たことがありますが、風に飛ばされると
凶器になる可能性がありますので、
絶対道に捨てるなどはしないようにしなければ
いけませんね。
しかし、今までの台風は、
主に風速30~40mだったような気がしますが、
なんだか怖いくらいの台風に変化してきているように思います。
特別警報とは
今回、初めて発令された
『特別警報』とは、どういったものなのでしょうか?
- 重大な災害の危険性が著しく高まっている。
- 数十年に一度しかないような危険な状況
ということで、ただちに命を守る行動をとる必要があります。
通常の警報よりはるかに上回る
命の危険性があります。
『特別警報』とは、危ないから自分で身を守って、
死なないようにしてください、ということだそうです。
今回の台風8号は、本当に大変な事態になる
可能性がありますので、
明るいうちに早めに避難することが大事です。
台風が来てからの避難では難しいので、
こまめに台風情報を見ながら、
まず身を守ることを最優先に早めに動きましょう!o(`・ω・´)○