今日はすごーーく寒いですね。
ガクガク(((゜Д゜;)))ブルブル
天気図も縦線がすごいことになってます。
どうやら爆弾低気圧らしいですが。
爆弾低気圧とは?台風との違いは?
などまとめました。
爆弾低気圧で気象庁が緊急会見!
12月16日午前11:20頃、気象庁が下記のような内容の
緊急会見を開きました。
明日から明後日にかけて北日本から西日本の日本海側では、
平地を含めて大雪となる恐れがあり、
太平洋側でも雪雲が流れ込んで積雪となる所がある見込み。
特に北海道地方では雪を伴った猛烈な風が吹き、
見通しが全く聞かない猛吹雪となる恐れがある。
猛吹雪となる北海道・北日本では不要不急な外出は控えるなど
注意をするように、ということです。
台風で気象庁が緊急会見を開いたことはありましたが、
雪でこのような会見が開かれるのは珍しい気がします。
この爆弾低気圧は台風並みということで注意が必要です。
16日の天気ですが、
低気圧が2つ日本にかかっており、北海道では雪が降っています。
上空1500m付近は、雲の底のあたりの高さですが、
底の寒気が-6℃くらいになってくると、降るものが雪になってきます。
今回は、1500m付近の寒気が-12℃まで下がってしまうので、
大雪になる可能性があります。
今は南風が吹いているので、上空の寒気は北へと上がっていますが、
低気圧が発達しながら西へ行くと-12℃の寒気が日本列島に
降りてきて大雪となってしまいます。
北海道は今夜から大荒れとなる予報で、
最大瞬間風速が50mと予想されています。
最大瞬間風速が50mというのは、台風でもあまり聞かない数字です。
その猛烈な風に雪が混じり、猛吹雪となることが予想されます。
最大瞬間風速が50mというのは、木が折れるレベルですので、
電線を切ってしまう可能性があり、停電となる場合があります。
北海道・北日本では停電にも警戒しましょう。
今のうちから、食料や停電に備える必要があります。
以前、雪の中で方向感覚がわからなくなるというホワイトアウトで、
亡くなられた方がいらっしゃいました。
北日本ではホワイトアウトが考えられますので、なるべく外出は控えましょう。
東京も既に2回、雪が降っていますが、12月に2回も雪が降るのは珍しい事です。
それぐらい強い寒気が日本にやってきています。
16日の夕方になると低気圧が通っていくので、風が強まります。
夕方以降は東京でも雷雨や突風に警戒が必要です。
表層雪崩に注意!
雪の多い地方は表層雪崩に注意が必要です。
今年は例年以上の寒波となり、既に雪が多く積もっています。
ここに冷たい雨が降ると、積もった雪の上の部分が凍ってしまいます。
その後、その氷の上に雪が降り積もると、上に積もった雪が滑りやすくなり、
表層雪崩が起こってしまいます。
雪下ろしをどうしてもする必要がある人がいらっしゃると思いますが、
必ず一人ではやらず、人と一緒にすることが重要です。
また、絶対に命綱をつける、携帯電話を持っておき、
いざという時に備えましょう。
12月17日の天気は?
12月17日の天気図は、低気圧が2つ北海道にある状態となります。
24時間で50hPaくらい下がりますので、急速に低気圧が発達します。
このような発達をすることはほとんどありません。
それが北海道を直撃します。
まさに台風並みで、冬の嵐となりそうです。
-12℃の寒気が、南九州・関東と関西の一部を除いて、
日本全体を包み込みますので、全国的に大荒れとなりそうです。
予想降雪量
今日から明日昼にかけて
北海道・北陸 | 80センチ |
東北・東海 | 50センチ |
関東甲信 | 40センチ |
西日本日本海側 | 30~40センチ |
西日本太平洋側 | 10~30センチ |
都心も17日の夜には雪が降るかもしれません。
大雪は明後日(18日)も日本海側を中心に続く見込みとなっています。
風と波
最大瞬間風速
北海道 | 50メートル |
東北・北陸 | 40メートル |
関東甲信・東海・四国・山陰 | 35メートル |
近畿・九州・奄美 | 30メートル |
波の高さ
北海道 | 10メートル |
東北・北陸 | 9メートル |
関東・近畿北部 | 7メートル |
東海・山陰・九州・奄美 | 6メートル |
並みも高く、大しけとなりそうです。
温度も全国的に上がりません。
金曜日には天気が落ち着く予定ですが、
それまでは警戒が必要です。
交通機関にも影響が出ることが考えられますので、
注意が必要です。
爆弾低気圧とは?
爆弾低気圧 とは、急速に発達し、熱帯低気圧(台風)並みの
暴風雨をもたらす温帯低気圧を指す俗語。
引用元:wikipedia
爆弾低気圧という言葉は、現在ではニュースなどでは使用されなくなっています。
「爆弾」という言葉が、様々なニュースを取り扱うテレビなどでは
不適切とされているようです。
気象庁では、「急速に発達する低気圧」と
表現されています。
爆弾低気圧と台風の違いは?
爆弾低気圧は、温帯低気圧が急速に発達したものです。
台風は、熱帯性低気圧が暖かい海の上で発達したものです。
ですので、2つはエネルギー源が異なります。
温帯低気圧は南北の寒気と暖気の温度差をエネルギーとしており、
温度差が大きいほど発達しやすくなります。
熱帯性低気圧は、赤道付近の熱エネルギーによって温められた
水蒸気が発達したものとなっています。
ですので、熱帯性低気圧である台風は、暑い時期である夏から秋にかけてしか
日本には来ないのです。
異常なまで発達した寒気が日本全体を包み込み、
風も強いということで、こまめに気象情報を確認して気をつけましょう。
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